ポリオ撲滅に向けたロータリーの揺るぎない努力


ポリオを永久に葬り去るために、5億5千万米ドルの資金集めに挑む奉仕団体とゲイツ財団



 ベトナムのハノイの子供に経口ポリオワクチンを
 投与するビル・ゲイツ氏。

 この20年間、ロータリー・クラブは、手足の不自由という後遺症をもたらすポリオ(脊髄性小児麻痺)を世界から根絶するために、ありとあらゆる力を尽くしてきました。

 ロータリーの熱意、そしてポリオ撲滅の主導団体としてのロータリーの重要な貢献を評価したビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、ロータリーが2億ドルの資金をポリオ撲滅のために独自に調達することを条件に、ロータリーに2億5千万ドルの補助金を授与しました。これを受けたロータリー、それまでの目標額であった1億ドルにさらに1億ドルを加え、合計2億ドルの募金を目指して活動を行っています。
 2007年、ゲイツ財団はロータリーへの最初の補助金1億ドルを既に授与しており、この2団体が投入した合計額は、これまでに5億5千万ドルにも上っています。この資金すべてが、常在国と高リスク国におけるポリオ撲滅活動に使用されることになります。

 米国で自然発生したポリオの感染が最後に見られたのは1979年のことで、世界のポリオ患者数は、99パーセント減少しました。ほとんどの先進国においては、ポリオの流行は遠い昔のこととなりましたが、アジア、アフリカ、中東の一部の子供たちにとっては、ポリオは今でも脅威となっています。しかし、わずか60セント(約65円)の経口ポリオワクチンで、一人の子供を一生ポリオから守ることができるのです。
 現在、ポリオ撲滅推進計画は深刻な資金不足に直面しており、20年にわたって着実に進展を見せてきたこの活動は、危機に瀕しています。さらなる資金が確保できなければ、ポリオの感染が再び広がる危険性があるのです。今回のロータリーとゲイツ財団の歴史的な資金協力は、このような状況の中、まさに絶妙なタイミングで結ばれました。

<世界からポリオをなくそう>(動画)

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 国際的な人道奉仕団体であるロータリーは、1985年に「ポリオ・プラス」と呼ばれる画期的なプログラムを開始し、以来、7億米ドル以上を寄付してきました。さらに、世界中のロータリー・クラブの会員たちは撲滅活動に無数の時間を捧げてきました。このような努力を続けてきたロータリーは、ゲイツ財団からの条件付き補助金を喜んで受け入れました。200以上の国と地域、3万3千のロータリー・クラブが存在し、そこの所属する会員の数は120万人。これら会員たちは、自らも寄付を捧げるとともに、募金活動や募金イベントを実施したり、地域社会からの支援を求めるなど、資金集めに奔走しています。ポリオのない世界を実現するという目標の達成まで、あと一歩。残る選択肢は、撲滅の実現のみです。ポリオ撲滅という歴史的な取り組みへの支援に関心のある方は、ウェブサイトwww.rotary.org/endpolioをご覧ください。