広島北ロータリークラブ
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活動報告

2020.09.17 第2441回例会 【公式訪問】

第2441回例会      2020年9月17日(木)12:30

 


新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、ホームページに例会を掲載しています。

今週の通常例会をご欠席の方は、ホームページ上の例会をご覧いただき、次回10月1日の例会までに簡単な感想を事務局に送って下さい。
感想は こちら に送ってください。

また、次回の例会を欠席される方も 事務局 宛に連絡をお願いします。

 

点鐘

 

来客紹介


国際ロータリー第2710地区ガバナー 脇 正典 様

グループ6ガバナー補佐                   田中美宇 様

随行幹事(地区大会幹事)      橋本康弘 様

 

会長時間   会長 久保 豊年会員

 

【大恐慌時代のロータリー活動】
本日は、脇正典RI第2710地区ガバナー、田中美宇グループ6ガバナー補佐、橋本康弘地区大会幹事をお迎えして例会が開催できることを喜んでいます。
さて、コロナ禍で仕事が大変なのにロータリー活動どころではないと思われている方は少なからずおられると思いますが、本日は、ロータリーの歴史として、大恐慌時代のロータリーはどうだったのだろう?ということについてお話ししたいと思います。
第一次世界大戦が終わった後の1929年9月4日から始まったアメリカの株価の大暴落がありました。全世界的な大恐慌でした。無料食堂前の行列や銀行への取り付け騒ぎが発生しました。企業が基本的に倒産している時に、実業家を会員とする組織であるロータリー活動はどうだったのでしょうか?多くのクラブは弁当持参で例会を行い、卓話はロータリアン自身が行うという今日に繋がる伝統が始まりました。
ロータリアンは困っている仲間を元気付け、地域社会の存続を援助する方法を模索しました。ロータリーの骨組みを作ったチェス・ペリーは次のように語っています「私たちは、石造りの大邸宅や、高級車や、強いては銀行口座さえなくてもやっていける。これらは幸福の絶対条件ではない。しかし、一つ私たちが失ってはならないものはビジョンだ。そして一つ私たちがしてはならないことは、他者への奉仕という理想の一時停止を許すことである」。
世界各地のロータリークラブは、会員の多くが経済的に苦しいにも拘わらず、各地域で最も困窮している人々を助けるプロジェクトを開始しました。
インディアナ州マンシーでは、ある男性が自分には自分の家の修理をする時間があることに気づいた。ペンキ、材木、釘その他の材料は資金繰りに苦しむ地元の金物屋にとって貴重な売上となった。そこで、彼は「何百人もの人が自分と同じことをしたら、どうだろう?」と考えた。マンシーRCは彼の構想を推進する援助をして、たちまち大勢の人々が材料や工具を買い始め、金物店は大繁盛し、地元建築労働者の失業率が解消され、別の町からやってくる労働者が部屋を借りて食事代を落としたため、町中の景気が上向いたそうです。このプロジェクトは、後にマンシープランと名付けられたそうです。
コロナ禍の現在、我々ロータリアンとして、出来ることをやって、奉仕という理想の一時停止だけはしないようにしましょう。

 

幹事報告   幹事 下前 嘉彦会員

 

ご案内
*次週9月24日(木)は休会です。
*10月22日(木)に予定していました京都伏見RCとの調印式ですが、現在11月で調整をしています。
 そのため、10月22日(木)の卓話が未定となっておりますが、決まり次第お知らせいたします。

BOX配布物
*ガバナー略歴
*10月例会予定表

 

委員会報告

 

クラブ総務委員会 宮本委員長
出席報告 会員総数102名 例会出席79名 欠席23名 来賓 3名

来月の例会の出欠連絡は25日(金)までにお願いします。

国際奉仕委員会 秋山委員長
例会終了後、委員会を開催します。

米山奨学委員会 池久保委員長

財団プログラム委員会 林谷委員長
10月1日(木)例会後に、財団・米山の勉強会を開催します。義務者の方にはご案内をお送りしていますが、その他、勉強会に参加されたい方はお申し出ください。

 

同好会報告

 

野球同好会 武部会員
9月22日(火・祝)に岩国において「保田杯」が開催されます。対戦相手は防府RCさんです。

登山同好会 山内会員
9月19日(土)に広島エアポートホテルにおいてBBQ懇親会をします。

 

ニコニコ箱の時間   ニコニコ委員会

 

ガバナー 脇 正典様、ガバナー補佐 田中美宇様より志を頂戴しましたので、ニコニコ箱に入れさせて頂きます。ありがとうございました。

正副会長幹事より(久保豊年会員・塩本会員・下前会員・濵本会員・渡部会員)
ガバナーの脇正典様、ガバナー補佐の田中美宇様、地区大会幹事の橋本康弘様、本日は広島北RCにお越し頂きありがとうございます。脇ガバナーにおかれましては本日の卓話宜しくお願いします。
丸本会員より
入会12年になりました。気が付けば中堅会員になっていました。引き続きよろしくお願いいたします。
竹内会員より
妻の誕生日にきれいな花を頂きました。食卓に飾って楽しんでいます。

 

卓話

 

『公式訪問に際して』

卓話者:ガバナー 脇 正典 氏

 

「分け入っても分け入っても青い山」これは種田山頭火の代表作です。行乞行脚の旅に出て、熊本から宮崎にぬける深山の新緑の山道で読んだ句です。苦闘している自分自身の姿も表しています。「分け入っても分け入っても青い山」まさにロータリー道です。
さて、私はRI第2710地区ガバナーに就任しました防府RCの脇正典です。どうぞよろしくお願い致します。防府RCからは白石民造PG、南園義一PG元RI理事に次いで3人目のガバナーです。
2020年は、東京オリンピック・日本にロータリークラブが誕生して100年になるという記念すべき年でしたが、新型コロナウイルスの流行で多くの会合が中止となり、オリンピックも来年に延期となり、100周年の祝賀気分も少し薄れてしまいました。
2020-21年度のRIの会長はドイツのホルガー・クナークさんです。190㎝近い長身ですので、恒例のRI会長との写真は大人と子供のようになりました。
クナーク会長の今年度のテーマは、”Rotary Opens 0pportunities”「ロータリーは機会の扉を開く」です。5つの中核的価値観(親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ)を大事にしながら、様々な扉をオープンにして、柔軟に、また、多様性を求めてロータリーを活性化して欲しいということです。
クナーク会長は今年度の目標として、4つあげられています。
1つは新しいクラブを作ること、
2つ目は5年後のクラブを見据えて戦略を持つことです。
3つ目は新会員を注意して選び会員を増加させることです。
4つ目は、世界は今コロナ対策で手一杯ですが、ロータリー長年の念願である”END POLIO NOW”です。ポリオ根絶まであと一歩です。共に頑張りましょう。
今年度のガバナー方針は「不易流行~楽しくなくてはロータリーではない~」です。
コロナの影響で人々の生き方・社会の在り方が変わってきました。これを良い機会とポジティブに捉え、新しいロータリー活動に繋げていけたらと思います。
これを変えたらロータリーではない。不易の部分とは何でしょうか。色々ありますが、私が他の団体と一番異なると考える点は、職業倫理を重視することだと思います。今は誰でもロータリアンになっても良いという風潮ですが、自己の職業を重んじ、誰にも恥じない態度で社会に貢献する、自分を律するという点です。
来年のNHK大河ドラマの主人公は日本の近代実業界の父と言われる渋沢栄一です。『論語と算盤』という渋沢の本がありますが、算盤即ち経営戦略は必要ですが、論語(儒教)の精神である人として正しい生き方をするという2つを両立しなければならないということです。

儒教とロータリー精神は驚くほど似ています。共に人生訓・人生哲学です。四書五経の1つ易経に「積善余慶」という言葉があります。これは1908年シェルドンの提唱した「One(始めHe) Profits Most Who Serves Best」(最も良く奉仕する者、最も多く報われる)と同じだと思います。日本では天台宗の始祖最澄の言葉に「忘己利他」があります。これは1911年にコリンズが述べた「Service Above Self」(超我の奉仕)に当たります。
人類不変の徳目を追求することが道(みち・どう)です。柔道・剣道等の武道から茶道・華道まで各々の道を究めようと努力しています。正に高潔性による徳望を希求するロータリー道です。中核的価値観とも合致しています。
不易の2番目は「Nobles oblige」、高貴なる者の務めです。ロータリアンは少なくても普通の方より恵まれた立場です。世界で良いことをしようというロータリー財団に寄付をし、有効に活用しましょう。ビル・ゲイツはポリオ根絶活動に対し、全世界のロータリアンの寄付総額の2倍を寄付しています。桁違いの金持ちですが、相応の寄付をしています。地区としては、ロータリー財団に1人150ドル、米山奨学金に1人16,000円の寄付をお願いします。
3番目は親睦です。ポール・ハリス以来、親睦と奉仕はロータリーの根幹です。奉仕が強調されて、義務のようになると堅苦しくなります。今はコロナで難しいですが、ロータリアン同士、仲良く会食し、奉仕活動すれば楽しくなります。最近は炉辺会合という言葉を聞かなくなりましたが、もう一度見直して下さい。特に新会員の居場所を作ってあげて下さい。
4番目は家庭教育の重要性です。最近は教育が何でも外注化されていますが、教育基本法の第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第1義的に責任を有する」とあります。愛情に裏打ちされた家庭があってこその教育です。せめてロータリアンの家族はそうあって欲しいと思います。日本の将来は子ども達にかかっています。
次に流行です。1905年にポール・ハリスがロータリークラブを作った頃、交通機関は馬車と蒸気機関でした。ハリスは「この世界は常に変遷する。われわれは変遷する世界と共に変遷する用意がなければならない」と述べています。変えてはいかなければ存続できない。時代に取り残されてしまいます。
流行とは柔軟性を持つことです。その第1は多様性を認めるということです。各々のクラブが主体性を持って細則を決め、結果の責任を担うことです。例会のあり方、会員の多様性を認めることです。昨年5つでした公式訪問の合同例会、今年度はガバナー補佐さん各クラブ会長さんのご尽力で14になりました。
第2は少子高齢化への対応です。人口減は社会経済の活力を減じますが、ロータリアンにとって喫緊の課題は後継者問題です。先ずご子弟が結婚され、子どもが誕生し、企業を継いでくれることです。ロータリークラブで婚活パーティーをするのも一つの方法です。
第3は他団体との連携です。1992年社会奉仕に関するRI声明に「他の機関があり、それによって既に立派に行われている事業に乗り出すようなことはしてはならない」、「ロータリーの奉仕活動はなるべく現存の機関に協力する形で行うことが望ましい」とあります。例えば、識字教育については日本ユネスコ協会連盟の世界寺子屋運動があります。1998年から30年間に世界44か国に532校の学校を設置し、計131万人の人が学びました。資金は書き損じはがきを収集し換金しています。ロータリーも協力いただければと思います。他にもJC・商工会議所青年部・国際ソロプチミスト・ライオンズクラブ等の活動も考えられます。協力すれば大きな事業ができます。
第4は会員増強です。特に欧米や日本等の先進国の会員は目に見えて減少しています。RIの危機感は相当なものです。このままではジリ貧になります。そのためには特に女性会員・若い人達に会員になってもらいましょう。世界のロータリー女性会員の割合は約24%です。2710地区は約5%しかありません。第一歩として、衛星クラブの設立が考えられます。
会員を増やすためには、ロータリークラブ・ロータリアンの魅力を高めることです。特にロータリアン個々の魅力です。ロータリーとは何ですかと言われたら、「私がロータリーです」と言えるように共に精進し、頑張りましょう。
皆様のご協力・ご支援をお願いしてガバナーとしてのご挨拶といたします。ありがとうございました。

 

点鐘

 

今日の献立

幕の内弁当
*お造り(鯛皮霜造り)  *野菜の揚げ煮びたし  *一口カツの玉〆・三つ葉・玉葱
*鶏もも肉照り焼き  *冷やし蕎麦  *白ご飯  *牛乳プリン

 

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